最終更新日:2020年3月4日

A.「異常行動」は、インフルエンザが原因で起こります。薬を飲む・飲まないに関わらず、注意する必要があります。

インフルエンザと「異常行動」の関係

『タミフル』のようなインフルエンザ治療薬を服用した後に、ベランダから飛び降りる・車道へ飛び出すといった「異常行動」を起こしたことがテレビなどでも報道されたことから、「薬を飲むと異常行動を起こす」と思われている方も少なくありません。しかし、こうした「異常行動」は薬の服用とは関係なく、薬を飲んでいない人でも同じように起こっていることが厚生労働省の調査によって明らかになっています1)
 このことから、現在は「異常行動は、薬ではなくインフルエンザが原因で起こる」と考えられています。

インフルエンザと異常行動

 注意して欲しいのは、テレビや週刊誌などでは最近でも「薬が原因で異常行動を起こした」と勘違いさせるような報道が時々されることです。「薬が原因だ」と誤解していると、「薬を飲んでいないから安心」という油断に繋がり、非常に危険です。
 子どもはインフルエンザを発症した際には、薬を飲んでいる・飲んでいないに関わらず、「異常行動」によって取り返しのつかない事故を起こさないように注意が必要です。

異常行動による事故を防ぐために

「異常行動」による転落などの事故を防ぐためには、下記のような対策が有効です2)。インフルエンザと診断された際には、最低2日間はこうした対策によって事故防止に努めるようにしてください。

①玄関や部屋の窓など、全ての施錠を確実に行う(チェーンロックなども含めて)
②ベランダに面していない部屋、窓に格子のある部屋、1階の部屋で寝かせる
③最低2日間は、子どもが1人にならないように気を付ける

参考資料

1) 厚生労働省「インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究」
2) シオノギ製薬「病気の知識~インフルエンザ